1980年武蔵新城「珈琲専科 亜豆」LIVE
♪鎌田くんと今井くん亜豆LIVE完全版(1979年)より
01_MCタナちゃん
02_バラード
03_ウィスキーボトル
04_MC_今井登場
05_ちっぽけなポーズ
06_MC
07_ウィスキーララバイ
08_MC
09_ルージュ
10_MC
11_ジョーカー
詞/曲:鎌田ひろとし
vocal&guiter:鎌田ひろとし
guiter:Mr.イマイ
♪浜っ子Rock'n
Roll魂LIVE77年バージョン
新城ひまわり組のテーマ

▲河野のバックギターを務める鎌田。
まるで古井戸のようだ。
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1978年頃、江古田マーキーにほぼ月イチの出演が決まり、中川五郎やあがた森魚といった大物たちと競演するなど、プロ・ミュージシャンの入り口にたどり着いた頃のGOTTAの名曲の数々を聴いて欲しい。
新城時代の1979年に行われた、伝説のGOTTAフレンド出会いの場でもある珈琲専門店「亜豆」での特別ライブをMC込みの完全版として収蔵しておく。
鎌田は「ちっぽけなポーズ」から参加するイマイとともに「鎌田くんとイマイくん」というそのまんまのチーム名で出演し、以下の6曲を唄っている。
バラード
ウィスキーボトル
ウィスキーララバイ
ルージュ
ちっぽけなポーズ
ジョーカー
ちなみにこのときの「亜豆LIVE」出演者は以下。
鎌田くんとイマイくん[guiter:Mr.イマイ]
河野たかし&お刺身定食[guiter:寺西けんじ bass:渡辺じゅん drums:忍者]
×BATSU(松井五郎)[guiter:加納くん(from"風雅")]
「新城ひまわり組」のこと
今回特別披露の音源『新城ひまわり組のテーマ』は、河野、松井、鎌田、西原の4名が順にボーカルをとり、歌詞もそれぞれが用意するという凝ったものだ。18〜19の若かった我々のさらに青臭い時代の遺物である。武蔵野タンポポ団のコピーに近い『サンフランシスコ・ベイ・ブルース』
『ミッドナイト・スペシャル』の2曲の一部とともにお聞きいただきたい。
GOTTA研究の中でも考古学に類するものだが、西原にとっても本人が覚えていないような曲かもしれない。
(ちなみに、このときに全員で西原の名曲「やさしい日々」も演奏した)
近年鎌田と話した際、「こんなことをまたやろうぜ」と話していた矢先にヤツは逝ってしまった。
さて、この曲は、かつて横浜球場の裏手に存在した野外音楽堂での『浜っこロックンロール魂』というコンサートで演奏された。
横浜・横須賀近辺の学生ロックバンドが主体のコンサートだったが、人数あわせのためもあってか、フォーク集団の我々にも声が掛かったというわけだ。(河野が依頼を断れず、皆を無理矢理巻き込んだような感じ)
数年後に「ばななちっぷふぁいと」に合流する寺西、御竿の「拘束バンド」も別枠で出演していたが、この日が解散コンサートになった。
寺さんがディランのような白塗りのメイクで出演し会場騒然となった伝説がある。
特別編成された「新城ひまわり組」は、高田渡師を中心に中央線沿線のミュージシャンが参加いていた「武蔵野タンポポ団」を真似たものである。
参加メンバーは、基本的に最悶我と狂人苦乱舞の合成メンバーで、菊富士ホテルの5人、鎌田、西原、今井、鳥井や哲男なども駆り出されていたんじゃないだろうか。そのほかにも目黒方面のサークル仲間藤富くんというバンジョー&フィドルの名手が加わり格好がついた。(この人は十代のくせにクラシックからカントリーまで幅の広い音楽家だった。今はどうしているのだろう?)
残念ながら写真は残っていないが、 新城近在の小汚い十数人の若者が楽器を手にステージに並んだ様子は果たして「武蔵野タンポポ団」に迫っていたろうか。
GOTTA鎌田と高田渡では接点がなさそうに見えるだろうが、そんなことはない。
マーキーでは中川五郎氏の前座をやるなど、鎌田はどちらかというと「フォーク魂」の申し子であることを再認識したい。
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